こんにちは。
年末ですね。年末は空の命日が近いので、いつもにもまして空を思い出します。
以前は涙なしでは思い出せなかったのですが、ようやく近頃は泣かずに思い出せるようになりました。
これはおそらく、グリーフケア研修などで自分の体験を話したり、ブログで空のことを書くことによって、私の「時」が進んでいるからなのでしょう。
前と比べて冷静に思い出せること自体に罪悪感を感じることもありますが、どっちみちあと数十年も経てば私もそっちに行くことになりますからね。少し勘弁してもらいましょう。
今現在犬を飼っていることもあり、『飼い主の義務とは』といったことを時々考えるのですが、生きているときの世話は当然ですが、死んだ後「思い出す」ことも飼い主の義務なのでは、と思います。
いったん思い出すとやはり今わの際のことも思い出してしまうので、飼い主にとってはつらいことでもありますが、だからといって思い出してもらえないのはペットとしても嫌でしょうから。
命日などの区切りのときはちゃんと思い出して、できれば生きていたときのことを知っている人達と「本当食いしん坊だったよね」とか「お散歩好きだから雨の日でも行かされてたな」とか、そういうことを話せると飼い主にとってもペットにとっても幸せだな、と。そう思います。
今年ももう終わりですが、来年になるまでのあともう少しだけ、私も空のことをちゃんと思い出しておこうと思います。
ではまた。